おもしろいを大事に
彼女の高揚した様子が脳裏に焼きついて…
考案者の池さんと私は、同じマンションで同じ年の子がいることで以前から交流がありました。お互い仕事を持っていましたが、話題はほとんど、子育てのこと。どういう仕事をしているか等は、詳しく話した事はなかったと思います。
そんなある日、(思えば、この日の会話からはじまったのですが)池さんちにいつものようにマンションのママ達が数人集まっていました。
“池さんは、いずれこのバッグですごい事になるのよ~”っと、既に話を聞いていたママから切り出され、池さんが娘さんの為に手作りで作ったバッグをうれしそうに見せてくれました。池さんが、発明が好きで、色々と工夫することが大好きな人だなんて、その時に初めて知ったのです。
私に説明する彼女のその時の高揚した様子は、今でも脳裏に焼きついています。
その時、何か感じるものがありました…。夢を諦めないでほしいから
自分はデザイン制作とその会社を経営していることもあり、コアルー商品のイメージ戦略に関わることに手をあげました。
皆さん、商品を世に出すためには、必要なツールがたくさんあり、それなりにコストがかかります。継続して行くにも直接売上げに繋がらないけど、必要な経費がどんどんのしかかってきます。
それだけが原因ではないと思いますが、お金が続かない…という理由で夢をあきらめた人も、少なからずいるのではないでしょうか?
そう、夢を追いかける人に、日本の社会はけっこう厳しいです。そのような事情を知っている私は、彼女がそのようにならないことを祈りながら、私の経験が少しでも力になればと思ったのです。ともに一喜一憂する日々
コアルーはシンプル過ぎて、パッと見ただけでは、良さが伝わりにくい商品です。
その時の池さんは、その機能性が解りやすいように、イラストを用いた資料などをとても必要としていました。応援したくなった私は、”池さん、私でいいならイラストとか作っていいよ”と言い、さらに”制作費は成功報酬でいいからね!”とも言いました。
もっと、池さんの時間を仕掛けの方に使ってほしかったし、貴重な資金をバッグ自体やどうしても必要な経費に投入してほしかったからです。
それからというもの、ロゴや資料用の素材など細かいところでだけですが、制作に関わることになりました。
池さんの情熱、その奮闘ぶりを現在に至るまで全て見聞きし、そして一緒に一喜一憂してきたのです。 広がる夢、楽しみ
最近やっと、このサイトデザイン制作にとりかかり、全体的なイメージ構築に着手しはじめました。ですが、やりたいこと、やらなくてはならないことが山ほどあります。
本業とのバランスでのジレンマを抱えながら、気持ちは明らかにコアルーに傾いています。
ギフトショーに出展時、お手伝いをしましたが、とても手応えを感じました。コアルーはストーリー性のある魅力的な商品だと思っていて、これからがとても楽しみです。
今後コアルーの良さがもっと広く認知されてくると、本格的なブランディンクも必要となるでしょう。その時は、専門の方達にお繋ぎしていけたらと思っています。
そしてツールのデザイン制作だけではなく、私のブレーンともチームを組み、コアルーファンを増やす活動も考え中で、夢は広がるばかりです。
“新しいジャンルのコアルーバッグ”ではなく、”バッグの種類として、今や当たり前のコアルーバッグ”へと育てていけたらと思っています。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。デザイナーいわむら えいこ
企業に属したり、フリーでの活動の時期を経て、デザイン制作会社を立ち上げ、大手化粧品メーカーの企画制作に長年携わる。
本年より会社を離れ、また、新たな展開を求めて動き出した、面白いこと好きの一児の母。
コアルーもそのひとつで、ロゴの制作やサイトのデザインなどで、お手伝いをしている。